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物欲まみれの浪費の日記

【海外生活】ベルリンでの住宅契約詐欺【体験談】

こんにちは、こんばんは、Suzukiです。

 

このブログの趣旨は「消費の戒め」と名乗り好き勝手にレビューをするというものでしたが、今回は、私がドイツで海外生活をしているにあたって遭遇した住宅契約詐欺についてお話ししようと思います。幸い、私は途中で気が付き無駄に金銭を取られることはなかったのですが、今後海外で生活をする人に向けての注意喚起にもなるかと思います。

 

この住宅契約詐欺はドイツでは有名な詐欺になりますが、今回であったのはこれまでとは少し違うようなケースですので、参考にしていただければと思います。また、おそらく違う国でも似たようなケースは確認されていると思いますので、ドイツに限らず海外で生活されている方々の参考になれば幸いです。

 

以下メニュー

 

 ドイツにおける住宅契約詐欺とは

 まず、ドイツで主流の住宅契約詐欺について紹介します。ほかの注意喚起のブログ等にも掲載されていると思いますが、これは詐欺師が家主を騙り契約にもっていこうとするものです。日本では不動産会社が仲介を行って住宅を契約する場合がほとんどですが、ドイツではWG-gesuchtやebau kleinanzeigeなどのサイトやアプリを用いて個人で住宅を探し、契約する方法が主流なのでこのような詐欺が横行しています

また、多くの場合ベルリンなどの都市部では住宅を探すのが非常に難しく、一軒の家に対して数十、数百のメールが来るような事態になっており、多くの場合、切羽詰まって判断力が衰えています。私も、毎分更新される住宅情報にメールを何十通も送り続けていました。

 

典型的な詐欺は以下のような流れで行われます。

 

詐欺師「私の住宅に興味を持っていただけてうれしいです。でも私は今、ドイツを離れていて直接対応することができません

被害者「そうなんですか。じゃあ仕方ないですね」

詐欺師「もし契約する気があるならあなたの支払い能力を確認したいので、事前金を私の口座に振り込んでもらえますか(Moneytransfer)?それから内覧などをしましょう」

被害者「わかりました」

 

数日後

 

被害者「振り込みました。内覧はいつできますか?」

詐欺師「...」

以降、連絡が取れることはありません。

 

大分簡略化しましたが、このような感じです。まず、典型的な特徴は「ドイツを離れている」ということ。そして、「支払い能力の確認のための事前金」です。次に、この事前金を支払わせる方法について書いていきます。

 

 「支払い能力の確認のための事前金」を支払わせる方法

この事前金をだまし取る際に使われる方法は基本的に二つあります。それは、

「Western Union」

「MoneyGram」

です。どちらも国際送金のシステムとして有名ですが、有名であるがゆえに詐欺にも使われます。(明記しておきますが、当ブログではこの二社のサービスを批判しているわけではありません。)これらの単語が出たら99パーセント詐欺、といわれるくらい主流になっていますが、海外生活が初めて、語学が不安という人にとってはおそらくわかりにくいと思います。

端的に言えばこのサービスはどちらも国際送金をするものです。送金者はこのサービスを取り扱っている店舗(多くの場合、郵便局など)に出向いて、身分証明書や送金金額を指定した後、現金で預け、送金します。これらの特徴は手数料が安く、自身の口座が必要ないため手軽に行えるという点です。

そして、受け取り側は身分証明書と送金の時にもらった番号をもって取扱店舗に行けばその場でお金が受け取れます。こちらも口座が必要ありません。

ということで、詐欺師にとっては口座を特定され凍結される心配もなくお金が受け取れるということですね。

 

したがって、事前金を「Western Union」または「MoneyGram」またはその他の国際送金システムで「私の名前宛に」送ってください。といわれたらそれは詐欺です。一般的に支払い能力の証明は「口座残高証明」または「Schufa」で行われます。日本から来た方は、ビザの関係で「口座残高証明」をお持ちだと思いますので、それを見せれば大丈夫です。

 

 では、私の出会った詐欺の手口は?

 ここからは、私のであった詐欺の手口についてお話します。基本的には上記の詐欺の手口と似ていますが、詐欺師はそこに一ひねり加えました。違うところは事前金を「Western Union」「あなたの名前宛に」送ってください、というところです。これを見て、私は少し安心しました。ひょっとしてこれは詐欺じゃないのでは?と一瞬思ってしまいました。やり取りを簡略化して説明すると

 

詐欺師「私の住宅に興味を持っていただけてうれしいです。でも私は今、ドイツを離れていて直接対応することができません

私「そうなんですか」(ここで詐欺を疑います)

詐欺師「もし契約する気があるならあなたの支払い能力を確認したいので、事前金をあなたの名前宛に振り込んでもらえますか?あなたの名前だからあなたしか受け取れない。そして、そのレシートの写真を送ってもらえば送金された金額がわかるので、あなたに支払い能力があることが確認できる。お金は内覧が終わった後に、一緒に取りに行きましょう

 

これが新しい手口でした。ポイントは「あなたの名前宛だから、あなたしか受け取ることができない」という点です。このやり取りで私は「もしかしたら詐欺じゃないのでは?」と思いました。そのとき、家が見つからず焦っていたのもあり、危うく引っかかるところでした。おそらく、詐欺師はあまり仕組みを知らない被害者にレシートの写真を送らせて、番号でお金を受け取るつもりだったのでしょうか。

 

 なぜ発覚したのか

では、なぜ発覚したのでしょうか。ポイントは4つあります

 

1、メールの文にコピペ感がある。

2、私に連絡が来た後、すぐにWG-gesuchtから住宅の掲載が消されている。

3、Gmailの写真が他人のもの

4、住宅の写真が使いまわされている

 

一つずつお話していきましょう。

 

まずは「1、メールの文にコピペ感がある」です。

これは、何回もやり取りをしないとわからないと思います。私は「Western Union」という単語が出てきた際に、詐欺を疑いましたので何回も質問のメールを送りつけました。なぜ口座残高証明じゃダメなのか、等です。

しかし、返答は「私はいい土地にいい住宅をもっている」「あなたが契約する気がないと困る」「支払い能力の証明をしてほしい」の3点張りです。しかも文面はすべて、一語一句変わらないものでした。

 

次に「2、私に連絡が来た後、すぐにWG-gesuchtから住宅の掲載が消されている」です。

これは、詐欺住宅の特徴でもあります。あれ?この住宅の場所はどこだっけ?と思って見返したいと思っても消されているのでわかりませんでした。詐欺師は基本的にはさっさと事を済ませたいし、発覚することを恐れています。したがって、すぐに住宅の掲載を取り消し、数人のターゲットに的を絞ります。

 

そして「3、Gmailの写真が他人のもの。4、住宅の写真が使いまわされている」です

これは、上記の二点で「これは詐欺では?」と疑い始めた後に行った行動なのです。その詐欺師はGmailのプロフィール写真に白人夫婦の写真を使っていました。こうやって、相手の顔が出ていると安心しますよね。しかし、この夫婦の写真、実はアメリカのマイナーな女優のインスタグラムに乗っていた両親の写真だったのです。その詐欺師は「私はギリシャ人で、娘がドイツに住んでいて、引っ越すから部屋を貸します」と言っていました。しかし、その写真に写っている夫婦はアメリカ生まれで娘はアメリカ人です。どう考えてもおかしいですよね。

また、住宅の写真も使いまわしで同じ写真がベルリン、ハンブルグミュンヘンデュッセルドルフに掲載されていました。どれもページは消されていましたが。

 

これはどうやって調べたかというとGoogle 画像検索」です。この検索機能を使えばたとえ元ページが消されていても検索結果として画像が出てきます(なぜかはわかりません)。両親の写真も、元のインスタグラムからは消されていましたが、違う写真で同じ顔の人が写っていたので発覚しましたし、WG-gesuchtの住宅情報も消されていましたが、検索結果には出てきました。

 

 まとめ

やはり外国人として海外に住んでいるので海外で住宅を探すのは非常に困難です。ドイツ人はドイツ人に貸したいと思うのは当然だと思います。そういった状況に付け込んで、詐欺師はお金をだまし取ろうとします。せっかく日本から飛び出て、海外で生活をしようと決心したのにそんな詐欺に出会ってお金をだまし取られてしまったら最悪ですよね。

なので、注意点としては

 

・内覧前の送金は絶対にしない→支払い能力の証明は「口座残高証明」か「Schufa」で十分です

・国際送金サービスの名前が出たら疑ってかかる

・何回もメールでやり取りをして、おかしいところを露呈させる→はじめは詐欺師も頑張りますが、だんだん雑になっていくのが一般的です

・住宅の写真などを画像検索にかけてみる

・個人情報やお金に関することは極力送らない

 

になると思います。

今回の情報が、海外生活を送っている方々の助けになれば幸いです。

 

ではでは