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物欲まみれの浪費の日記

【ドイツのネタ】SENPAI SUSHI【寿司だけに】

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SENPAI SUSHIとは()

 

名前だけで面白いですが、このネーミングセンスは海外におけるSENPAIの概念を知っているとさらに面白いです。

 

今回はネタ投稿です。そう、寿司だけに。

 

昔から海外の寿司をいじり倒すのは日本の専売特許みたいなもので、私が子供の時から海外の寿司はどうだこうだとテレビでやっていたわけです。

 

実際、変ではあるがそんなに拒絶反応はなく、むしろ意外とおいしいので昔からよく行っていました。少し変わり種があったりして面白いですし、海外の日本食料理店と比べると非常にリーズナブルなので助かります。

 

つまり、私は海外の寿司に対して寛容、というかむしろ行為を抱いています。

 

が、これは違う。面白い。

 

以下お品書き(寿司だけに)

 

海外におけるSENPAIとは

せん‐ぱい【先輩】《先に生まれた人の意》
1 年齢・地位・経験や学問・技芸などで、自分より上の人。⇔後輩
2 同じ学校や勤務先などに先に入った人。⇔後輩

引用:コトバンク,デジタル大辞泉の解説より,(https://kotobank.jp/word/%E5%85%88%E8%BC%A9-551038

 これが日本における先輩の概念です。日本では、高度経済成長期の終身雇用制度のおかげか、先輩の地位は非常に高く尊重されるべき存在として広く認知されています。

 

が、海外においてSENPAIとして浸透しているSENPAI概念はこれとは全く違います。

 

皆さんご存知の通り、学生生活を舞台とした少女漫画や恋愛アニメなどで主人公の女子学生が先輩を慕う、または鈍感でいつもけだるそうにしている主人公が知らぬ間に後輩の女子学生から慕われてしまい、知らぬ間にハーレムを築き上げるというストーリーにおいてたくさん「先輩」という単語が出てきます。

 

アニメや漫画という性質上、さっさと恋が実ってしまっては面白くありません。したがって、この「先輩」と呼ばれる方々は、大抵の場合、非常に鈍感という性格を有しています。

 

日本のアニメは海外に多く輸出されていますが、その過程でこれらのアニメは翻訳されます。

 

すると、この「先輩」という単語が問題になってきます。主人公の女子学生が「先輩・・・」と木の陰から先輩のことを想っているとき、またはけだるそうな主人公に後輩の女子学生が「先輩!!!」といい寄ってくる際のこの「先輩」。

 

これらは、私の知っている限りでは英語にもドイツ語にもイタリア語にも直接翻訳できるような単語がありません。

 

直訳しようと思えばできます。Senior,Anzianoなど。しかし、それらはすべて日本における「先輩」概念とは全く異なるものとなります。

 

日本人でソシュール研究の第一人者といえばかの有名な丸山圭三郎氏でありますが、彼が執筆した「言葉とは何か」という本に以下のように記載されています。

私たちが世界中に共通する一定数の概念をもっていて、言葉はそれぞれ既存の概念に≪名付け≫をするものではない

丸山圭三郎(2008)『言葉とは何か』ちくま学芸文庫,(p.17)

つまり、「犬」はどこの国にもいてDog,Hund,Caneなどと呼ばれていますが、これは「犬」という動物にそれぞれの言語が名前を付けているのではなく、犬,Dog,Hund,Caneというそれぞれの単語が生まれたことによって「犬」は「モフモフしていてかわいい人懐っこいペットに最適な動物」として、それぞれの文化でようやく認識され、似て非なる「狼」とは違った動物として区別されるようになったということです。

 

そして、それらは時にその言語を用いている社会によって異なることがあります。『言葉とはなにか』では虹の例を用いて説明がされています。

日本で虹の色の数は7色です。小学校で習います。しかし、英語では6色です。なぜならば日本での虹の色の「青」と「藍」が同じ色として"Blue"と呼ばれるからです。さらにバッサ語という言語では二種類にしか区切りません。

 

したがって、「虹」はそれぞれの社会、文化によって7色になったり、6色になったり、2色になったりと概念が変わっていきます。そして、それを区別するのは「青、藍」という区別、「Blue」という区別、その言語そのものです。

 

したがって、「先輩」も年上の人がいるから生まれたわけではなく、日本文化の土壌で「先輩」という言葉が生まれたがゆえに「先輩」が「年上の慕うべき人間」として概念化されたわけです

 

しかし、虹の例と同じように「先輩」は世界に共通のものではなく、日本文化が生んだ概念です。なので、Seniorといったところで日本文化に特有の「先輩」と同じ意味ということはあり得ないのです。

 

なので、困った翻訳者は「先輩」を「SENPAI」とそのまま使いました。

 

そして、そのシーンにおける先輩像は「モテるが鈍感」という性格を有しているがゆえに、

 

「SENPAI」は「モテるが鈍感で女子学生の恋心にまったく気づくことのない年上」というような意味になりました。

 

なのでSENPAI SUSHIは「モテるが鈍感で女子学生の恋心にまったく気づくことのない年上」寿司となります。

 

このネーミングセンス。感服いたす。

 

肝心の味は

SENPAI SUSHIのネーミングセンスの面白さを述べたところで、肝心の味に写りたいと思います。

 

開けてまず初めに気が付くのがこの色。

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何色・・・?

 

ドイツ語では「白」と「紫」が同じなのだろうか。。。

 

そして、Mit Essstäbchen(お箸付き)のお箸

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短い。

ひとの手に合うお箸は、親指と人差し指を直角に広げたときの親指の先と人差し指の先を結んだ線の長さを「人咫」といい、それを1.5倍した「人咫半」の長さが一番いいとされています。

私の人咫は16cmなので、最適なお箸の長さは24cmです。

 

しかしこのお箸、御覧の通りなんと9cm。私の人咫の約半分。

 

(訂正)

なんとこのお箸

 

伸びます。

 

 

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9cmが

 

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なんと13cmに

 

人咫の半分の長さから、人咫の長さくらいまで昇格しました。お箸の最適なサイズ、人咫半まであと11cm。頑張れ。

 

 


 中身

中身を詳しく見ていきましょう。

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カッパと油揚げ以外のネタの正体不明。

 

なんかチーズのような味がするもの、トウガラシが混ぜてあるチーズ、魚のすり身??のようなものなど、本当に不明なものが入っていました。

 

また、シャリの色の違いによる味の違いがほとんどないので、なんでこのような色にしたのかは全く不明であります。

 

味は一言でいうと

 

まずい

 

一番おいしかったのはゴマ。

 

二度と買いません。

 

さようなら。SENPAI。