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物欲まみれの浪費の日記

【Patagonia】ナノ・パフ・ジャケット レビュー【化繊インサレーション】

なんと、朝起きたらDHLが配達していた。

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奇跡の産物

奇跡だ。

2か月ぶりにベルを鳴らしてきました。

4か月ぶりに直接受け取りました。

 

www.suzuki3.net

 

さて、本題。

 

こんにちは、スズキです。

 

約数か月前までは一週間に一度でいいや、今週はいいやなどと、かなりさぼり気味だったクライミングをもう一度本気でやり始め、それに呼応してアウトドア用品を買いそろえつつあります。

この前は新しいシューズを買いました。

www.suzuki3.net

 

そして今回買ったのは、Patangoniaの有名な化繊インサレーションであるナノ・パフジャケットです。

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私は日本でアウトドア用品店でバイトをしていたという話を何回かしましたが、その時に憧れていたウェアでもあります。

バイトの分際で社員並みの社割を受けられる良いバイト先だったので買うチャンスはありましたが、結局マムートのダウンを買ったため断念しました。

 

そして、一年の時を経て、今この手に。

 

セールしていたので社割並みの価格でした。

 

追記

自ら濡れて、化繊インサレーションのメリットを実感しました。詳しくは以下のページで。

 

www.suzuki3.net

 

 

以下メニュー

 

ナノ・パフ・ジャケットについて。

 ナノパフジャケットは、パタゴニアが販売している化繊インサレーションです。化繊インサレーションとは、ダウンの羽毛の代わりに、化学繊維の中綿が入っている防寒具です。

そして、化繊インサレーションの先駆けといえばパタゴニアです。私の中では、化繊インサレーションといえばナノパフです。

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パタゴニアのロゴが好き

ナノエアのさわり心地や通気性もいいですが、化繊インサレーションといえばナノパフ。

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レンガ

 

このレンガみたいな模様がたまらなく好きです。

レンガの積み方にもいろいろありますが、このジャケットのレンガ模様は所謂「ドイツ積み」とされている"Binderverband"に近いですね。

 

化繊インサレーションの逆襲

ダウンに対して化繊中綿のこれまでの評価

化繊中綿といえば、つい最近まではダウンの下位互換みたいな扱われ方でした。

なぜならば、

・保温力がダウンに比べて劣る

・重量がダウンよりも重い

・ダウンのほうが小さくなる

・値段がダウンよりも安い(安物感)

という理由からです。

実際、アウトドア用品店が独自ブランドとして売っている安い防寒具は化繊中綿だったりします。

 

しかし、現在はパタゴニアのおかげ(?)で化繊インサレーションが注目されています。

 

化繊インサレーションのメリット

化繊インサレーションのメリットは

・濡れても保温力が持続

・種類が多い

・通気性が高い(種類による)

・雑に洗濯できる

という点です。

 

濡れても保温力が持続

保温する際に、防寒着は空気の層を作り、熱を閉じ込めておくという役割をします。

そのために、ダウンは羽毛でロフトをかせぎます。その単位をフィルパワーで表します。

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フィルパワー

私のマムートはフィルパワー750+です。

しかし、ダウンは濡れてしまうと羽毛が水分を吸って、空気の層を作れなくなります。

私のダウンは濡れ対策で表の生地に撥水加工が施されていて、ちょっとの雨では全く濡れませんが、濡れる原因は雨だけではなく「汗」もその一つです。

体内から放出される水分でダウンの保温性が保てなくなることもあります。

 

一方、化繊インサレーションも同じように化繊でロフトを作り出します。

しかし、この化繊は濡れてもロフトを保ち続けます。

つまり、雨でぬれても保温性はそのままということです。

 

これは、天候の変わりやすい山で行う登山やキャンプでは重要なことです。

 

種類が多い

化繊にはいろいろな種類があります。各メーカーから様々な機能をもった化繊が開発され、販売されています。

これからは化繊の時代かもしれません。

 

通気性が高い

先ほどの種類が多いということに関連していますが、化繊は通気性が高いものがあります。

例えば、パタゴニアのナノエア。

 

これは、行動時の保温を考えて作られている、化繊インサレーションです。

 

ダウンは保温着で、基本的に山を歩く時などには使用しません。なぜなら、保温力がありすぎ、しかも通気性がほぼないためにオーバーヒートしてしまうからです。

私のダウンは"Tempreture Managemet System"といって、普通のダウンよりはオーバーヒートしにくい仕様になっていますが、それでも歩いたり自転車をこぐとすぐに暑くなります。

 しかし、通気性が確保されている化繊インサレーションは、そのまま着て歩いてもオーバーヒートしにくいです。

ダウンのような役割をする化繊インサレーションはオーバーヒートしますけど。

 

雑に洗濯できる

ダウンって洗濯めんどくさいですよね。

 

ダウンを洗濯する場合はクリーニングに出すか、ダウン用の洗剤を使うかの二通りがあります。

私は、ダウン用洗剤を使って家で洗濯しています。

ちなみに、ダウン用洗剤を使わないと羽毛が痛みます。

 

おすすめの洗剤はこれ。

 

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NIKWAX様~。

 

これを使えば家でも洗濯することができますが、普通の洗剤の三倍くらいの値段です。

NIKWAX様。いいんですけどちょっと高い。

 

しかし、化繊インサレーションならば普通の洗剤で洗うことができます。 

 

このナノパフも、普通に洗濯機に突っ込んで、洗剤入れて乾かせば元通り。

 

とくに、クライミングに行くとチョークで周りのものが白くなります。ダウンも例外ではなく、白くなります。

クライミング専用ならいいのですが、普段着にもしていると白い粉が付いているのはちょっと気になりますよね。

 

しかし、ダウンだと気軽に洗濯ができません。が、ナノパフだと洗濯機に放り込んで白い粉を落とすことができます。

 

ダウンはいろいろ気を使いながらケアしなければいけませんが、それに比べると化繊インサレーションは楽です。

 

ナノパフの感想ーダウンとの比較ー

ここからは、私の着ているMammutのXeron Down Jacketと比較し、ナノパフの印象を語っていきます。

ちなみに、Xeronはダウン特有の表生地のテカテカさがなく、マットな質感で非常におすすめです。

しかもめちゃくちゃ温かい。街着にも、ビレイ中にもピッタリ。

 

 

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見た目

レンガ!

 

ドラクエのゴーレムになった気分。でもゴーレムは「長手積み」ですね。

 

温かさ

ナノパフは暇なときに店で死ぬほど試着していたので目新しさはないのですが、これを着て外に出るのは初めてです。

現在の夜の気温は5度。いつもスーパーに行くときは、メリノウールのインナーとダウンだけで外出しています。

 

これだけで十分温かい。

 

メリノウールのインナーとナノパフを着て外に出てみた感想は

 

温かくない。

 

温かい、という感じではなく、寒くない、という感じ。

最低限の保温性しか確保されていない。

 

保温性はやはりダウンのほうがあります。

 

通気性

二日ぶりに外に出たついでに自転車に乗ってみました。

 

漕ぎ始めは

 

結構風通す。

寒い。

 

という感想でしたが、漕ぎ始めると

 

涼しい。

快適。

 

になりました。やはり通気性はダウンよりもあります。

ダウン着て自転車こいだ日には、汗だくになり、ダウンもモイスチャーになります。

 

街中の行動は、暖房の聞いた店内に入ったり、車内に入ったりするのでダウンよりも化繊のほうがいいと思います。

 

余談ですが、日本では現在カナダグースが流行っているらしいですね。

私は、あのダウンは絶対に都市部での生活に合ってないと思います。アラスカにでも移住したら話は違いますけど。

 

携帯性

よく言われるのはダウンのほうが軽量で小さくなるということ。

 

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(左)Mammut Xeron down jacket(右)Patagonia ナノパフ

 

そんなに変わらん。

 

保温性も大きさも違うので、正確な比較ではないですがこの二つはあまり変わりません。

重さも、ダウンのほうが少し軽いくらいです。

 

ナノパフの役割

化繊にはいろいろな種類がありますが、ナノパフの役割は何なのでしょうか。

また、どのような用途がおすすめなのでしょうか。

 

防寒を考える

防寒には二つの種類があります。

 

外からの風を防ぐ防風と中の熱を逃がさないようにする保温。

 

ざっくりいうと、防風はアウターシェルの役割で、保温はインナーとミッドレイヤーの役割だと教わりました。

 

アウターシェルとは「アウトドアウェア」として最初に思いつくであろうマウンテンパーカー。ノースフェイスやアークテリクスなどのものが現在では流行してますよね。

 

ですが、本当に重要なのはインナーとミッドレイヤーです。

 

インナーは肌に一番近く、一番保温できる場所です。

そして、インナーで取り逃がした熱をキャッチできるのはミッドレイヤーです。

この二つがないと、いくら高性能なアウターシェルを着ていても、全く温かくなりません。

 

ナノパフの役割

ナノパフの役割は

中間着

アウター

になると思います。

 

寒いところでじっとしているならば、中間着として着て、そとにアウターシェルを着れば向かうところ敵なしです。

 

そして、街で着るならばアウターとしても着れます。外では最低限の保温性が確保され、温かいところに入ると通気性が確保され、余分な熱を放出してくれます。

 

行動着としては?

行動中に着る行動着としてはどうでしょうか。

 

私の意見としては

可もなく不可もなく

といったところでしょうか。

 

特に冬のトレッキングや登山でも、晴れた日には明らかに暑くなりすぎると思います。

雪山は別ですけど。

 

行動着ならば、先ほど挙げたナノエアのほうが断然いいと思います。

ナノエアのあのさらさらとしたさわり心地とふわっとした着心地は、一度着たら忘れられません。

あの生地の掛布団で寝たい。身の回りのものすべてあの生地にしたい。

 

それくらい魅力的です。

 

セールまだかな。

 

まとめ

長年憧れていたナノパフですが、買ってよかったと思います。

これから、外岩やトレッキングに行く機会もあると思いますし、旅行にもたくさん行くと思います。

その時に、この一着を小さく畳んでカバンに入れておくだけで安心感が違います。

急な天候の変化にも対応できる化繊インサレーション。

 

おすすめです。