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物欲まみれの浪費の日記

カバンマニアがお送りするTrakkeメッセンジャーバッグのレビュー【Made in Scotland】

こんにちは、スズキです。

 

スコットランドに行ったときの自分へのお土産です。

 

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私は、メッセンジャーバッグのファンでこれまで10個近くのメッセンジャーバッグを所有してきました。

有名なものでいえばMission Workshopのものや、少しマイナーなLife Behind Barsのもの。The North Faceのもの。

あとは、メッセンジャーバッグといっても肩掛けに近いカメラメッセンジャーバッグなるものまで。

 

それぞれ大変気に入っていました。特にLife Behind Barsは価格の割にめちゃくちゃ高機能で、自転車乗りの皆さんにおすすめです。

 

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メッセンジャーバッグの魅力といえば、さっとカバンを前に回してがさごそあされるとこです。

歩きながら、自転車に跨りながらとスピーディーに動けるので、大変便利です。

 

そんなメッセンジャーバッグファンの私ですが、左肩がめちゃくちゃ肌荒れしたり、体のバランスが悪くなるだの聞いて、しばらく使用していませんでした。

 

しかし、Trakkeのメッセンジャーバッグを見たらそんなことどうでもくなりました。

 

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非常に魅力的なTrakkeのメッセンジャーバッグをご紹介します。

 

この記事はカバンマニアがお送りするので、長くなります。しかし、メッセンジャーバッグやカバンの選び方のヒントも得ることができると思います。

 

ちなみに、現在はこの記事で紹介するメッセンジャーバッグがリニューアルされ、デザインと生地、そして外ポケットの位置が変わってより使いやすくなっています。

ただし、デザインの賛否はあると思います。私は旧型の今回買ったもののほうが好きです。

 

Messenger Bagstrakke.co.uk

 

では、行きましょう。

 

以下メニュー

 

Trakkeについて

まずは、Trakkeについて少しご紹介しましょう。

 

Trakkeは2010年に開業したカバンメーカーで、初めは小さい倉庫のようなところで始まりました。

しかし、2年後の2012年には高品質のスコットランド産のワックスドキャンバスや、ステンレススチール製のバックルなどのデザインが功を奏し、世界中にその名前が広まりました。

また、使用されている素材は可能な限りイギリス内から調達されており、裁縫などにも気を使い高品質です。

 

現在の主力商品はメッセンジャーバッグ、リュックなどです。

 

メッセンジャーバッグといえばChromeなどが当時有名でしたが、あのストリート系のルックスは若々しく、悪く言えば派手でした。

しかし、Trakkeのカバンたちは落ち着いたデザインをしており、今回買ったメッセンジャーバッグも少し落ち着いた雰囲気です。

私は少し古臭いファッションが好きなので、Chromeのメッセンジャーバッグは合いませんでしたが、このカバンなら何にでも合うような気がします。

 

メッセンジャーバッグのご紹介

 

では、メッセンジャーバッグの紹介をします。

 

外見

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外見

まずは外見です。

見た目はThe・メッセンジャーバッグという感じの見た目です。

しかし、黒でもツルツルした素材感じゃないので皺ができ、影を生んでいるので「真っ黒」という感じではなく、影がアクセントになって、黒の中に黒があるような感じになっています。

 

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バックル

そして、デザイン的な特徴としてこのロゴがあります。これはTrakkeのTの文字なのですが、それが金属でできたパーツになってカバンに縫い付けられています。

大きすぎず、主張しないけれども異質な素材感で存在感がある。これがお気に入りポイントの一つです。

 

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裏面

カバンをひっくり返すと、このぶっといショルダーストラップコブラバックルが目に飛び込んできます。

 

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コブラバックル

コブラバックルは近年の流行りなのですが、実物を見るまでTrakkeが採用していると思っていませんでした。これもお気に入りポイントの一つです。カチッと閉まるときの音がたまりません。

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ショルダーストラップ

ショルダーストラップにはこのようなところがあります。ここは、カバンが前に来ないようにするためのストラップを付けるところなのですが、私はこれを付けています。

 

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これです。

カメラをサッと取り出せるのもメッセンジャーバッグの魅力。カバンの中にレンズを入れ、外にカメラを固定しておくという使い方は最強な気がします。

 

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ストラップの留め具

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ストラップの留め具

また、この留め具でショルダーストラップの長さを調整したり、背負う肩を変えたりします。この金属の留め具も非常に品質が良く感じます。

安いものだとぺらぺらに感じたり表面がざらざらだったりバリを感じたりします。

 

内側

 

次に、内側のご紹介です。

 

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内側のロゴ

 

大きなフラップを開くと、まず飛び込んでくるのがオレンジの裏生地。この裏生地もTrakkeの特徴となっています。

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内側

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ラップトップコンパートメント

 

ポケットは、外に二つ、中に二つとラップトップ用のコンパートメントです。

 

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レザーストラップ

ジッパーはYKKの止水ジッパーで、本革のストラップが付いています。

このあたりの品質も非常によく、使っていて満足感があります。

 

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キーループ

さらに、私はあまり使いませんが鍵をかける用のループも内側に配置されています。

 

機能性

外見はこのあたりにして、このカバンの機能性について説明していきます。このカバンはクラシックなメッセンジャーバッグでありながら、現代的なメッセンジャーバッグの機能性を兼ね備えています。

 

ワックスドキャンバス

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まず、一番の特徴であるワックスドキャンバス生地。ワックスドキャンバス自体は様々なメーカーが取り入れており、私も大好きなものです。

 

ワックスドキャンバスの特徴と優位性

ワックスドキャンバスの特徴としては、

・防水/撥水性

・ワックスを塗ることで防水性が復活する

・見た目の経年変化を楽しめる

・化学繊維よりも長持ちする

ということです。

 

まず、ワックスドキャンバスの作り方はキャンバス生地に蠟を塗りこんでいくというものです。Barbourのようなオイルを塗りこんだ生地を英語圏ではワックスドキャンバスという場合もあります。

 

蠟は水を弾きますので、結果的に防水性があるということになります。

 

この蠟は使っていくと摩擦や経年劣化によって落ちてくるのですが、それも自分で塗り込んでドライヤーで温めてあげると復活します。

 

そして、生地の経年変化も楽しむことができ、色が変化したりします。

 

最後に、私がワックスドキャンバスで一番気に入っている部分ですが、化学繊維よりも長持ちします。

 

化学繊維の防水加工には基本的に二種類あり、表面や裏面にポリウレタンコーティングをするか、メンブレンを挟んだり張り付けたりするかしかありません。

まず、ポリウレタンコーティングの場合、経年劣化によって加水分解します。その結果、中にボロボロと変なカスが落ちてくるということになります。

こうなった場合、そのかばんの防水性は戻ることがありません。加水分解したポリウレタンは基本的には二度と元に戻りません。

 

次に、ゴアテックスなどの生地は、メンブレンという水は通さないが蒸気は通すというような生地が採用されています。

しかし、このメンブレン自体は薄く脆いものなので、ほかの生地でサンドイッチして保護します。

それが3層レイヤーや2.5層レイヤーです。

 

この結果、高い防水性を確保できるのですが、このメンブレンも擦れたりすることで破けてしまいます。

 

そうなると、その生地の防水性は失われてしまいます。

これらの化学繊維は日々進化していますが、それでも寿命があり一般的に3-6年といわれています。

 

しかし、ワックスドキャンバスならば、これらの化学繊維よりも防水性が劣る代わりに、キャンバス生地自体かなりの耐久性があるので、自分でリワックスすればいつまでも使うことができます。

 

Trakkeのワックスドキャンバス

ワックスドキャンバスの特徴といい点を述べましたが、Trakkeのワックスドキャンバスは今まで見た中でも質がいいワックスドキャンバスだと思います。

 

まず、キャンバス生地自体は公式で書いていないのですが、大体10オンスくらいの生地です。

 

そして、特徴的だと思ったのがワックスがしっとりしているということです。ほかのワックスドキャンバスのカバンやジャケットよりも触った感じがしっとりとしていて、どちらかというとオイル生地を触っているようです。

 

このおかげで非常に高い防水性が得られているとともに、生地自体に抵抗があるので自転車に乗っていてもちょっとやそっとでは前に回ってきません。

これが化学繊維だとツルツルしていてすぐに前に回ってきてしまいます。

 

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汚れ

 

しかし、悪い点もあり、しっとりとしているがゆえに汚れをかなり拾います。私は黒を選んだのでさらにそれが目立ってしまいます。

 

金属製開閉器具

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留め具

そして気になるのがステンレススチール製の留め具。これも非常によく考えて設計されているなと感心しました。

 

大体使われているのは普通のプラスチック製のバックル、そして最近の流行りはFidlockなどのマグネット式でワンタッチで開閉ができるものです。

しかし、プラスチック製のものはモノによっては固かったりしますし、マグネット式のものは地面に置くと砂鉄を拾ってしまって面倒なことになります。

 

そこで、この時代を逆行したようなステンレススチール製のバックル。

 

私も初めて触ったときは面倒くさいなと思っていましたが、これが慣れれば片手で開閉することができる優れものでした。

 

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まず、メカニズムとしては単純で、上のパーツを上にあげて

 

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下のパーツの穴を通して外します。

 

閉じるときはその逆を行うだけです。

 

意外とめんどくさそうに見えるこの工程。

しかし絶妙な設計によって、ワンタッチで可能になります。

 

まず、カバンがパンパンの時は、上のパーツを上げるだけでばちっと音を立てて外れます。

そして、カバンがすっからかんの時は少しコツがいりますが、ワンタッチで外すことができます。

 

この絶妙な距離感を設計した人はすごい。

 

横に走る外ポケットのジッパー

 

次にいい機能だと思うのが、外ポケットの横に走るジッパーです。

 

なぜこれが良いのかというと、フラップを開けなくても手探りで外のポケットを開け、中のものを取り出すことができるからです。

 

例えば、Mission Workshopのものだと外のポケットもフラップが付いていて、外側のフラップを開けない限りは中のものが取り出せませんでした。

Life Behind Barsのものは、外のポケットが右から左へと貫通しており、横から開けられるというもので、これが非常に便利でした。

Trakkeの新しいほうのメッセンジャーバッグはこの方式を採用しています。

 

しかし、これで怖いのが閉め忘れです。閉め忘れた場合、メッセンジャーバッグは縦になるのでポケットから100%落ちます。これで私は自転車のライトをなくしたことがあります。

 

しかし、この横に走るジッパーならば閉め忘れても安全。しかも手探りでモノが探せる。

非常に合理的だと思います。

 

オレンジの裏生地

オレンジの裏生地も非常に良い点の一つです。

 

多くのカバンは外側の色が黒なら中の色も黒です。 

そうすると、何が起こるかというと黒い小物を入れたときに全く見えなくなります。

 

実験します。

 

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私の相棒を外ポケットに入れます。

 

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Osmo Pocket in 外ポケ

どーこだ。

 

見えません。

 

次に内ポケ

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Osmo Pocket in 内ポケ

一目瞭然

 

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メインコンパートメント

ここにあっても一目瞭然。

 

みなさん、あまり裏生地の色には注目しないと思いますが、私からすれば最重要の点の一つといっていい。

 

これが違うだけで、モノの探しやすさが全く違います。

 

容量

容量は大体20Lから25Lくらいだと思います。

普段使いに一番いい容量で、急な買い物もこなしてくれますし、空の状態でもそこまで大きすぎるということがありません。

 

私の座右の銘は

「カバンの大きさは心の大きさ」

なので、これくらい余裕があったほうがいいです。

 

最大の魅力は品質

さて、これまで長々と機能性について話してきました。

 

このカバン、スペックだけで見ると正直高いです。

 

現在の高いメッセンジャーバッグはFidlockを採用していたり、やたら多機能を売りにしていたり、爆弾でも吹き飛ばないような高耐久性を売りにしていたりします。

そのような価格帯で、このメッセンジャーバッグは機能性はそこそこ、生地もワックスドキャンバス。スペックだけで見るとそこまで特出しているわけではありません。

 

しかし、この品質を知ってしまえば高いなんて思わなくなります。

 

まず、裁縫がきっちりとしている点。

Life Behind Barsのメッセンジャーバッグは生地の縫い目が曲がっていたり、裁断が雑だったりなどというところが目立っていました。

これは、使用する分には全く問題ないのですが、個人的にはかなり気になります。

しかし、Trakkeのカバンは縫い目がきっちりとしていて、糸のほつれもなければ、生地の裁断もしっかりとしています。

しっかりとまっすぐのラインが引かれている。

 

次に、先ほども紹介した生地。これもしっかりとしていて触るとその耐久性を肌で感じます。

 

そしてステンレススチール製のバックル。

 

YKKの止水ジッパー。そこについているストラップ。

 

何から何までがきっちりとしている。

 

細かいところですが、それが寄り集まってこのカバンを作っています。

Trakkeは実店舗にあまり卸していないので実物を触る機会が限られています。私はネットで知っていただけなので、正直機能の割に高くないかと思っていました。

しかし、実際に触ってみると手から伝わる品質の良さに驚きました。

 

持った瞬間、「買おう」と思える品質の高さ。

 

それがこのカバンの最大の魅力だと思います。

 

まとめ

 

残念ながら、この見た目のメッセンジャーバッグはもう販売されていません。

しかし、新しいほうも機能的にアップグレードされたり、生地が変ったりしています。

気になる方は、ホームページより。日本へも発送しています。

 

trakke.co.uk

 

個人的に応援しているカバンメーカーの一つでもあるので、日本でも利用者が増えると嬉しいです。

この記事がTrakkeのサポートになりますように。

 

ではでは。